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「木造でもここまでできる」―耐震等級3がもたらすアパート経営の新常識

2025.04.13

皆さん、こんにちは!!

いつもコラムを読んで頂きありがとうございます!

nattoku build(nattoku住宅 非住宅事業部)の志村です。



今日のコラムの内容は、最近関心が高まっている木造アパートの耐震性についてです。




地震大国・日本。建物の安全性に対する意識は年々高まり続けています。
とくに近年、戸建て住宅だけでなく、賃貸アパートにも"耐震性能"が求められる時代になってきました。

そんな中、「木造アパートで耐震等級3を取得したい」という声が増えています。


「え、木造で等級3って取れるの?」「そこまでやる必要ある?」という疑問の声もある一方で、それを**"新しいアパート経営のスタンダード"として前向きに捉えるオーナー**も増えてきているのです。


耐震等級って、そもそも何?

まず簡単におさらいしておきましょう。
耐震等級とは、建物がどの程度の地震に耐えられるかを数値化した指標で、等級1〜3の3段階があります。

以下の表は、各等級の特徴をわかりやすくまとめたものです。


耐震等級の比較表

等級 耐震性能の目安 対象建物の例 地震保険割引の目安(※)
等級1 最低限の耐震性(建築基準法レベル) 一般的な住宅 割引なし〜10%
等級2 等級1の1.25倍の強度 学校・病院など 約30%割引
等級3 等級1の1.5倍の強度 消防署・警察署レベル 約50%割引

※割引率は保険会社や地域によって異なる場合があります。


このように、等級が上がるほど地震への強さが増し、入居者にとっても、保険や資産面での安心材料が増えることになります。


木造アパートで耐震等級3は"やりすぎ"なのか?

一昔前までは、「賃貸アパートにそこまでの耐震性は必要ない」とされていました。
しかし、今は状況が違います。

✔ 地震のリスクは年々高まっている


✔ 賃貸でも「安心・安全」を求める入居者が増加


✔ 保険会社も耐震等級を重視


✔ 不動産価値を左右する「見えないスペック」が注目されている

こうした背景から、"木造アパート=安価で最低限"というイメージはすでに過去のものになりつつあるのです。

実際に、耐震等級3を備えたアパートは「安全性に優れた物件」として、入居者募集の際にも優位性を持ちやすい
災害リスクを意識する入居者が多くなった今、これは無視できない強みです。


建築コストは?気になるメリット・デメリット

もちろん、耐震等級3の取得には一定のコスト増が伴います。


構造計算が必須となり、梁や柱の太さ、壁の量、金物の強化などが求められるからです。

しかし、その分得られるリターンも大きいと考えるオーナーが増えています。

✅ 耐震等級3の主なメリット

  • 資産価値の安定化

  • 入居者募集での差別化ポイントになる

  • 地震保険料の割引が可能になることも

  • 災害後の修繕費リスクを低減できる

つまり、単なる「コストアップ」ではなく、**将来の安心・収益安定に直結する"投資"**と捉えることができます。


これからのアパート経営は「安心」も価値になる

「木造でもここまでできる」と胸を張れるようなアパートが、これからの時代には選ばれていきます。
耐震等級3は、その象徴のひとつです。

入居者にとっても、オーナーにとっても、目に見えない安心が、目に見える価値を生む──。


そんな時代の潮流が、すでに始まっているのかもしれません。


【監修】一級建築士

【参考資料】

■国土交通省「住宅性能表示制度」


■住宅性能表示制度における耐震等級の定義(国交省ガイドライン)

■地震保険に関する耐震等級別の保険料割引情報(損害保険各社資料より)

今回も最後までコラムをお読み頂きありがとうございました。

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